2006年度のご挨拶
野生生物保護からの新たなスタート


野生生物保護学会の今後の運営方針と展望について

2006年4月

敷田会長写真
野生生物保護学会会長 敷田麻実

 昨年度の成果をふまえて、今年はその開花の年なるように、会長以下理事を含む執行部は努力しております。
昨年度の成果として、まず第1に挙げられることは、金沢大会の成功です。金沢大会には別添資料にあるように、229名(うち会員168名)の参加がありました。例年にもまして積極的な議論が交わされ、特にシンポジウム「野生生物保護の可能性と未来」では、学会のこれからの方向性が、野生生物にかかわる「知のプラットホーム」という言葉で表されたように、現場に生かせる野生生物に関する知識の基盤にあることが確認されました。
またシンポジウムだけではなく、自由集会や学会員同士の意見交換でも、野生生物と人の関係に加えて、野生生物にかかわる人と人の関係にまで学会のドメイン(領域)を広げて行くことが支持されました。この動きは社会的にも注目され、さる1月3日付読売新聞でも「野生生物、保護、管理法教えます」として報道されたところです。

 第2に、青年部会(仮称:グリーンフォーラム)が発足予定です。これは若い研究者やこれからのびてゆこうとする学生たちが協働・交流する場として、準備会が5月に発足します。同封の案内を参照の上、該当の会員は是非参加されるようお願いします。最終的には、11月の沖縄大会で発足の予定です。

 第3に、理事会の活性化です。理事会専用のメーリングリストを設定したことにより活発な意見が交わされ、情報公開方針、大会開催方針などが決定されつつあります。また、昨年から、理事の担当制を導入し、担当の理事が責任を持って会務を執行する体制にしました。これにより、懸案となっている事項を解決に向かって確実に処理できます。担当する業務と理事の一覧表は別添の通りです。

 第4に、学会の活性化のためにフォーラム誌や和文誌の発行の促進や編集方針の改正も進んでいます。フォーラム誌はより開かれた速報性の高いオープンな議論の場という内容、和文誌は一定のレベルを持つ研究論文と、役割を鮮明にしつつあり、編集方針などの細部の詰めを現在行っています。
また同時に、会員のサービス明確化のために会則の改正を含めた根本的な解決策を検討しています。会費の滞納を圧縮し、財政を健全化した上で、より充実した学会運営を進めます。併せて学会会則の洗練と、規則体系の見直しも進めています。

さて私は会長就任の際に、以下の5点を方針として掲げました。

  1. 情報を積極的に公開し会員で共有する
  2. 野生生物保護学会のミッションを鮮明にする
  3. 会員サービスを明確にする
  4. 研究論文投稿など学術的活動の促進
  5. 学会の多様化の促進

最後に、会員へのこうした報告を頻繁に行い、執行部の学会運営を積極的に説明し、会員に「見える」学会運営を心がけ、皆様からの意見を運営に反映したいと考えています。そのため、前述した以下の方針等を制定しました(2006年3月の理事会で決定)

  • 野生生物保護学会の運営に関する情報公開方針
  • 野生生物保護学会個人情報保護方針
  • 野生生物保護学会個人情報保護取扱基準

 そして、よりいっそうの情報交流・共有を図るため、近々会員向けのメーリングリストの開設も予定しております。
 なお詳細な報告は、別添の理事会開催報告などをごらん下さい。また、次回のお知らせからは正式に「野生生物保護学会からのお知らせ」として、1-2ページのニュースレター形式で学会執行部の動きをお知らせします。

 こうした執行部の動きは、会員のニーズを反映させ、研究活動がより活性化することを目指すもので、そのため執行部は今後も皆様を支援していきますので、会員の皆さまも学会運営への積極的な「参加」をお願いします。

 何より、今年度からは、参加して楽しい学会をめざしますので、よろしくお願いします。

連絡先等(ご意見をお待ちしております)

敷 田  麻 実 (SHIKIDA Asami)

 1989年から勤めてきた金沢工業大学(情報フロンティア学部 情報マネジメント学科)を離れ、2007年4月に『北海道大学観光学高等研究センター』へ転任することになりました。
 新しいメールアドレスは shikida@cats.hokudai.ac.jp(2007.4.1~)となります。

  • 入会案内

  • 勧誘チラシ(PDF書類)
  • 入会チラシ(PDF書類)