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行政研究部会第4回総会・研究集会

 今年は総会に併せ、「行政研究部会第4回総会/テーマセッション」と「ポスター発表(雑誌「鳥獣行政−野生生物保護行政」のあゆみ)」の2点を開催します。
部会員以外の方も参加可能ですので、関心のある方はぜひお集まりください。

テーマセッション
「雑誌「鳥獣行政−野生生物保護行政」のアーカイブスから未来の野生生物保護行政を考える」

 雑誌「鳥獣行政」は1965年5月10日号の創刊以来、通巻100号まで刊行され、1990年8月に「野生生物保護行政」と改名され、その後18巻14冊が刊行され、2001年3月の第17/18号が事実上の最終号となっています。これらの雑誌は、1969年に林野庁が発行した「鳥獣行政のあゆみ」とともに、野生生物行政を理解する上できわめて重要な存在です。しかし、「鳥獣行政」「野生生物保護行政」はともに国会図書館にも収蔵されておらず、また環境省の図書館にも欠号があるなど、このままでは散逸してしまうおそれがありました。

 そこで、行政研究部会では、同雑誌をPDFデータとしてアーカイブ化する事業を約3箇年にわたって行いました。また部会員がPDFの閲覧が可能となるよう整備を行っているところです。

 本テーマセッションでは、アーカイブス化に合わせて作成された目次データベースを用いて、「鳥獣行政」・「野生生物保護行政」の変遷や執筆者の属性、とりあげられた鳥獣種の変化、国際的な記事の動向といった視点で紹介します。またこれから、私たちが未来に向けて学会活動や実際の野生生物保護行政の現場で、どのような話題に着目して、どのような情報を発信していくべきかといった視点で活発な意見交換を行います。

  1. 「雑誌「鳥獣行政−野生生物保護行政」の歩み」
    ・・・奥山正樹(環境省自然環境局生物多様性センター)
  2. 「雑誌「鳥獣行政」・「野生生物保護行政」アーカイブの作成と運用について」
    ・・・熊田章子(NPO法人地域自然情報ネットワーク)
  3. 「雑誌「鳥獣行政」・「野生生物保護行政」の変化の節目となった「号」から読み取る野生生物保護行政の情勢や動向」
    ・・・逸見一郎(NPO法人地域自然情報ネットワーク)
概要報告:
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